岩手県釜石市(市長:野田 武則、以下「釜石市」)、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」等の住生活情報サービスを提供する株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 高志、以下「LIFULL」)、楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY株式会社(本社:東京都 千代田区、代表取締役:太田 宗克、以下「楽天 LIFULL STAY」)は本日、2017年12月に締結した「空き家利活用を通じた地域活性化連携協定(注1)」による取り組みの一環として、釜石市内で空き家利活用に関するモデルケースの運用を開始しました。
今回のモデルケースは、釜石市内にある一軒の空き家に同市の地域おこし協力隊として活動する単身者2名がルームシェアをしながら居住し、普段使用しない空室を民泊施設として貸し出すことで月々の 家賃を補填するという仕組みとなっています。このモデルケースの開発にあたって、釜石市とLIFULLは空き家の選定や入居者の募集、物件の管理・利活用に関するコーディネートを行い、楽天LIFULL STAYは民泊事業を開始するための物件改装の監修、民泊施設の運営についてのノウハウを提供しています。本施設は、楽天LIFULL STAYが運営する民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」において本日より宿泊 予約の受付を開始し、4月2日より宿泊可能となる予定です。
釜石市では空き家数が800戸(注2)を超える一方、単身者向けの廉価な物件が少ないことが確認され ています。そのため、今回のモデルケースでは空き家の利活用だけでなく、単身者に向けた新しい移住や定住スタイルを含めた提案となっています。さらに、本活動を広げていくことで、地域における空き家利活用の促進だけでなく、2019年9 月に開幕する「ラグビーワールドカップ 2019TM」の開催地のひとつとして選定された釜石市における宿泊施設不足を解消する有効な対策となることも見込んでいます。
今後も3者は、お互いの知見を生かして空き家の利活用を促進することで、釜石市の地域社会および地域経済の発展に貢献してまいります。
(注1) 関連プレスリリース URL:https://lifull.com/news/10832/
(注2) 釜石市空家等対策計画 URL:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/04/10/kamaishisiakiyatoutaisakukeikaku.pdf
■施設概要
■釜石市
■株式会社LIFULL
■楽天LIFULL STAY株式会社
以上